雑綴り

呟きでは収まらないあれこれ

うたプリ感想⑦ All Star After Secret

2021年の春から始めた「うたプリ」補完計画。ゲーム3本で終了の予定が、追加でファンディスクを2本買ってしまいました。軽く履修するだけのはずだったのに、滝つぼに落ちてからというもの全然抜け出せなくて、自ら浴びに行くスタイルに変更です。頑張って追いかけます。

せっかくブログをレンタルしてるので、追加で買ったファンディスクについての感想も書いてみます。以前の感想がひたすら長かったので、今回はサックリいきたい。(希望)

 

これまでプレイした3本と新たにお迎えした2本を時系列順に並べると下のようになります。(青文字にしている②と⑤が追加ソフト)

①Repeat(無印のリメイク版。学園での同期メンバーとのお話。すべてはここから始まる。)
  ↓
②Amazing Aria & Sweet Serenade LOVE(卒業直後の同期メンバーとのお話。Vita移植版
  ↓
③Debut(同期メンバーと事務所正所属に向けてのお話。先輩も出てくる。デビューまでの道のりがつらくて途中で挫折した1本。)
  ↓
④All Star(先輩と事務所正所属に向けてのお話。同期メンバーも出てくる。ストーリーめっちゃ深い。前作「Debut」とはパラレルワールド。)
  ↓
⑤All Star After Secret(正所属後の同期メンバーや先輩とのお話。PSP

順番にやるなら②からなんだけども、この1本だけVitaだし、ここまでPSPで①→③→④と遊んできたので、この流れでPSPの⑤をやって、そのあとでVitaの②に戻ることにしました。PSP限界だしね…よくここまで頑張ってくれました。

まずは、⑤の「All Star After Secret」から。以下、ネタバレです。

 

■全体的な感想

前作「All Star」の後日譚。発売されているコンシューマーゲームの中ではこれが一番最後の時系列です。七海春歌ちゃんとアイドルが恋人になったあとのお話。春ちゃんは無事に事務所正所属となりました。おめでとう…!
各シナリオでクリアしなきゃならない課題はあるものの、基本的にはアイドルといちゃつきながら曲を作って乗り越えていく展開なので、本編よりかは幾分気が楽です。基本的には。そうじゃないのも中にはある。温度差で風邪ひきそうになる。

いつもは好感度高いエンディングだけ読んで終わりにしちゃうところ、このソフトはどのエンディングも良い!との情報を仕入れたので、全エンド回収しました。本当に全部よかった。当時ブログに書き残してくださった先輩プリンセスの皆様、ありがとうございます。
※今までユーザーのことを「作曲家」と書いていましたが、この界隈では「プリンセス」と呼ぶみたいなのでここから改めます。

プリンス一人ひとりのストーリーは短めだけど、11人いるので全体のボリュームはそこそこ。スチルもすごく綺麗で、差分もあって、メモリアルも盛りだくさん。大満足の1本でした。追加で買ってよかった…!

■カルテットルート(先輩ルート)

・第1章にある「どんな曲を作るか」という選択肢でAルートとBルートに分岐。
・それぞれのルートで、好感度によって2つのエンディングに分岐。
ということで、ひとりにつき4パターンのエンディングがあります。感想はA、Bごちゃまぜでお送りします。

片方のルートで先輩のパーソナルな部分を掘り下げる話、もう片方で春ちゃんメインの話。どちらかで先輩と旅行する展開になるよ!良いね!

【寿 嶺二】
f:id:shiro_nbtc:20211108220832j:plain
・しっとり大人なバラード → 「愛しき人へ」
・キャッチーなポップス → 「キスはウインクで」

誰か嶺二先輩を愛音に会わせてあげてくれ。曖昧な描写もあったけれど、この世界線でも愛音がめざめているなら会わせてあげてほしい。きちんと話をしない限り、この部分を整理するのはなかなか難しいのでは…と思います。過去が重すぎる。

学園時代の話を聞けたり、嶺二先輩が抱えている闇の部分が見えたり、春ちゃんに弱音も吐いたり、そう思ったら愛情表現が容赦なかったり、という情緒の振り幅がとんでもないお話でした。嶺二先輩は春ちゃんと恋人になったことで、つらい過去ばかりじゃなくて今の幸せも見れるようになって、ここから先は愛しい君と…という救いのあるエンディングでよかったです。でも頼むから愛音には会わせてあげてほしい。

もうひとつは、嶺二先輩がすごすぎて春ちゃんが自信なくなっちゃうお話。旅行先はイギリス!海外で人目を気にせず街中デートできるの最高でした。嶺二先輩のステージでのファンサがすごい。アイドルになるために生まれてきたような人だな…。後輩ENDでは嶺二・音也・トキヤのマスターコース3人で「溺愛テンプテーション」を歌ったらしくて、なにそれ…!!?「ROT」じゃなくて!?見たすぎる…番組公式アーカイブに入れてください。

 

【黒崎 蘭丸】
f:id:shiro_nbtc:20211108220853j:plain
・クールなアイドルソング → 「Not Bad」
・ワイルドなロック → 「WILD SOUL」

どんな曲にするか決める時に、クールなアイドルソングを歌いたいと言う蘭丸と、ワイルドなロックを作りたいと言う春ちゃん。お互いがお互いに影響しあっているのがめちゃめちゃ良き…!でした。あと同棲してた。そうだった。寝起きで髪ツンツンしてない蘭丸先輩の立ち絵~!そうなのか~~~!ありがとう!!!

アイドルという仕事について、バンド時代からのファンは果たして喜んでくれるか、今の自分を受け入れてくれるか、と蘭丸は悩むんだけど、前作で披露した「BRIGHT ROAD」がもうだいぶアイドルソングだったし、未来では「BE PROUD」歌ったりもするから安心して大いに悩め!と思いながら進めました。楽しかった。旅行は、ワイルドな曲の制作も含めてアメリカのスタジオへ。スケール大きくてハプニングもあって、大変ロックな旅でした。春ちゃんにもいい刺激になったみたい。

私がまだうたプリのことをあまり知らなかった頃、友達が「カルナイの中では蘭丸がいちばん純愛だよ」と話してくれたのを思い出しました。春ちゃんのことを大切にしてくれる蘭丸がめちゃめちゃカッコいい。蘭丸が昔バイトしてたキッチンパセリも出てきて、おじいさんとおばあさんも元気そうでよかったです。蘭丸の作る料理おいしそうなんだよな…。あと、ペアのくまさん部屋着をプレゼントしてくれたなっちゃんグッジョブ!!ありがとう~!

 

【美風 藍】
f:id:shiro_nbtc:20211226191049j:plain
・優しくて温かい美風先輩 → 「A.I」
・クールでカッコイイ美風先輩 → 「二人のモノグラム

ロボットだから藍ちゃんはなんでもそつなく完璧にこなせるんだろうと思っていたのですが、そうじゃないことに気づかされました。カルナイのインタビュー時に、自分にだけ幼い頃の思い出として話せることがないと気づいた藍ちゃん。春ちゃんの思い出を分けてほしい、と一緒に早乙女学園へ行き、校舎内を探検したり屋上で夕焼けを見たりします。自分だけ自転車に乗れないのも気にして、蘭丸に自転車を借りて練習したり。なかなか乗れなくてちょっとムキになったり。かわいい。

前作のラスト、姿を消した藍ちゃんと海辺で再会するシーン。もうちょっと詳細教えてくれや!と思っていたところの真相(?)も博士が教えてくれました。前作で博士のことあんまり好きになれなかったのだけど、博士は博士なりに藍ちゃんのことを大切に思っていたんだなって…。藍色の朝焼けをみて「藍」と名付けたとかさ…そっか…。学園屋上の夕焼けから、ラスト海辺の朝焼けへつながる流れがとても綺麗でした。

旅行は、山奥のペンションへ。藍ちゃんからがんばった春ちゃんへのプレゼント。癒しのプランをたくさん用意してくれていて最高でした。星空の下で2人きりとかロマンチック~!そして、カッコいいところを見せたいとダンスの練習を頑張る藍ちゃん。藍ちゃんは今みたいになるまでに、きっとすごく努力したんだな…。私は今まで、ロボットだから万能だろうって勝手に思いこんでたんだ。藍ちゃんの笑顔を見るたびに胸がキュッとなるようになりました。冒頭で作ってくれたフルーツサンドタワーは芸術品。

 

カミュ
f:id:shiro_nbtc:20211226191138j:plain
・力強く気品ある曲 → 「純潔なる愛 -Aspiration-」
・穏やかで優しい曲 → 「AURORA」

前作のラストで綺麗に話がまとまった~!と思ったのだけど、シルクパレス国内のほうが全然まとまっていませんでした。春ちゃんは、よく考えたらカミュのことをよく知らない、シルクパレスのこともよく知らない。仕事でシルクパレスに行くことになったカミュは、各方面に調整をして春ちゃんも一緒に連れて行ってくれるんだけども、ミューズの力を持つ春ちゃんを国内に留めようという勢力があったりで、事件にも巻き込まれてゴタゴタ。カミュのシビアな家族関係や過去を知ったり、もうひたすら重い…。でもそこ知りたかったとこ…話してくれてありがとうカミュ

伯爵の地位を捨てて、春ちゃんのために日本で生きると女王様の前で宣言するカミュ。どれだけの覚悟が必要だったか。嬉しかったけど、でも本当に爵位捨てていいんか…という気持ちも生まれた。(女王様の寛大な措置で、爵位そのままで日本にいていいという話になった。)ステンドグラスの光の中でシルクパレス調の曲を歌ってくれるのは良かったけどな…この辺は意見が分かれそうだな…。
女王様のことも考えるとせつない。社長への恋心を封印し、一番近くにいてくれたカミュも遠くに行ってしまう。頼むからみんな幸せになってくれよ…。

穏やかで優しい曲を作りたいと言う春ちゃんに、今の自分は優しくないのかと誤解してしまうカミュとのすれ違いストーリーはめちゃめちゃ楽しく読みました。途中、すれ違いすぎて迷路に迷い込んでしまった春ちゃんにセシルが助言してくれるんだけども、私このセシルの立ち位置が好きなんだな~!再認識しました。ありがとう。
前作でシルクパレスのお土産にオーロラを持って帰ってくれたカミュが、エンディングのライブで客席のペンライトがまるでオーロラのようだと話してくれるのが好き。後輩ENDも最高だったし、アレキサンダーボルゾイ)目線で読めるメモリアルも楽しかったです!

 

■レインボールート(同期ルート)

前作「All Star」のファンディスクなので、てっきり春ちゃんが猫になってしまった世界線の続きだと思っていたのですが、「Repeat」で学園を卒業し「Debut」で事務所に正所属となった世界線の続きでした。おぉ…あの猫ライフな世界線が完全に独立してしまった…。

各ルートの冒頭で少し回想が入るんだけど、「Repeat」の学園時代のことはあれこれ振り返ってくれたのに、「Debut」のところは『いろいろあって大変だった』みたいに纏められてて大草原でしたwwwですよね!!
ルートは途中分岐なしの1本道で、話も短め。好感度によってエンディングが2つ用意されています。しかし、パラ低めのほうがCERO指定高めのエンディングなのはなにゆえ…?
曲のラインナップは、シャニライにあまり実装されないシリーズで聴きなれていなくて、叩くの苦労しました。でも、どんな曲ができるかというワクワクを体験することができて楽しかったです。

【一十木 音也】 「HORIZON」
f:id:shiro_nbtc:20211226191146j:plain

春ちゃんのことをパートナーでライバル!と言ってくれる音也。かっこいいクールな曲を作るため、二人で成長していく姿が見れて大満足でした。社長はきっと自分が父親だってカミングアウトすることはないんだろうけど、音也のことをちゃんと見守ってくれてるんだって知れたのもよかった。社長として、そして父親として成長を喜んでくれる。音也、幸せになってくれ。

 

【聖川 真斗】 「Sanctuary」
f:id:shiro_nbtc:20211226191202j:plain

みんなが新しい曲に挑戦しようとするなかで、原点回帰をしたいという真斗。春ちゃんとの出会いを、ものすごく大切に思ってるんだなってのが伝わってきました。水族館へのデートは、そんな人が多い場所行って大丈夫か?と思ったけど、早朝の水族館を貸し切りにしてくれてさすが御曹司~!ってなりました。そういうところ好き。春ちゃんを抱えて水たまり飛び越えちゃうのも好き。

 

【四ノ宮 那月】 「☆YELL☆」
f:id:shiro_nbtc:20211226191212j:plain

今までは主に自分のことを歌ってきたから、今度はみんなへのエールを歌いたいという那月。そうだっけ…?って思ったけど、言われてみれば確かに。森の中でのピクニックは癒しオーラを満喫しました。なっちゃんは動物に囲まれてるの似合うなぁ。出来上がった曲は、なっちゃんらしい歌詞に春ちゃんの神がかった作曲スキルがフュージョン。聴いてるとほんと元気になります。

 

【一ノ瀬 トキヤ】 「Independence」
f:id:shiro_nbtc:20211226191218j:plain

好感度低いほうのエンディングがエロすぎて記憶全部飛んだ。なにそれ…違う会社のゲーム始まったのかと思ったよ…。「Independence」は元々トキヤらしくないなぁと思っていたけど、春ちゃんが作ったサンプル曲の中からいちばんらしくない曲を選んで挑戦するという話で納得しました。2人きりの時の声がひたすら甘くて大変でした。ごちそうさまでした。

 

【神宮寺 レン】 「FREEDOM」
f:id:shiro_nbtc:20211226191233j:plain

レンの色気だけじゃなくて、隠れた優しさとか気遣いとかを端々で感じられてよかったです。2人の時はとても大切に愛でてくれるんだよね。「FREEDOM」は、一見自由に見えて色々なものに縛られていたレン様が、自由を表現した曲。新曲発表の場として全面プロデュースのイベントまで用意してくれます。このイベントがめちゃめちゃオシャレでかっこいい。感動しかない。私も行きたい。

 

【来栖 翔】 「CHALLENGE!」
f:id:shiro_nbtc:20211226191240j:plain

清涼飲料水のCMで「チャレンジ」というコンセプトに、自分なりにチェンジという要素も追加したいというのが前向きな翔くんらしい。途中行き詰まった時に、突然「別れよう」なんて言い出されたのにはどうした…!?ってなったけど、どうにかCM発表会もうまくいってホッとしました。春ちゃんが行きたいなと思ってたレストランに、サプライズでスマートに連れて行ってくれて男前が過ぎる。

 

【愛島 セシル】 「Happiness」
f:id:shiro_nbtc:20211226191244j:plain

幸せいっぱいで、ひたすらかわいいなという印象しか残っていない。春ちゃんが作曲に悩んでて、でも正直に言い出せないでいるところも、ちゃんと気づいてくれる。セシルは、最初の頃は神域に住んでる「ヒト」だったところ、春ちゃんST☆RISHのみんなと触れ合う中で少しずつ「人間」になっていったのかなと思います。エンディングで魔法の絨毯持ってきてくれて、そのまま星空デートへ。もう大喝采でした…ありがとう(拝)

---------------------------

全エンド全スチル回収しまして、大変に充実した1本でした!全体的に糖度高めで、あまり難しいこと考えずに楽しめるのもファンディスクの良いところかと。ストーリーを知ってから曲を聴くと、歌詞に込められた意味とかが分かって、今までと全然違う曲に聞こえてくるのはさすがです。PSPが本格的に壊れたらSwitch移植版を買ってもいいかなって思うけど、そのためにはまず本体を買わんとな…。

次は、アニメの感想を書きたいなと思います。Vitaの前に少し寄り道をしました。