雑綴り

呟きでは収まらないあれこれ

うたプリ感想③ Debut

「うた☆プリ」補完計画2021。2本目は「Debut」です。学園を卒業し、芸能界入りしたプリンス達とのお話。先輩たちも出てきます。

最初に言っておくと、この「Debut」は途中で挫折してしまいました。以下、ネタバレ満載でお送りします。

 

 ■あらすじ

早乙女学園を卒業し、事務所へ所属した春ちゃんとプリンス達。卒業から1年経った春、社長から呼び出されます。新人アイドルの事務所への仮所属は最長で2年。あと1年の間にCDデビューし、タイアップを取らなければ、そこで終わりだと告げられます。待ってよ…そんなん聞いてないけど…!!?(社長が伝え忘れていた)

いや…そもそも学園卒業した時点でCDデビューしたんじゃなかったっけ…?レン様はCMタイアップも取ってたよね?前に感想書いた「Repeat」と、この「Debut」の間にも何本かゲームあって、そこでも新しい曲出てるし…デビューとはいったい……

しかし、ここは「うた☆プリ」です。細かいことを気にしていては始まらない。攻略サイトを見る限り、1年と言いながらもストーリーは4月~9月の半年間。「Repeat」の1年間よりも短くなった代わりに、ひと月のストーリーが長くなったようです。なるほど。

今回は最初から7人の全ルートが解放されているのですが、「Repeat」同様、公式サイトに紹介されている順番に音也くんから始めました。今から思えばこの選択は間違っていなかったのだけど、「Repeat」と同じノリでスタートしたのが敗因だったのかもしれません。だってこんなにテイスト変えてくるなんて思いもしなかったんだよ…。

【音也ルート】

全員クリアしたわけじゃないのでアイコン貼りづらくて…文字でゴメンね…
音也くんと卒業オーディションで優勝した世界線なので、はじめから恋人同士です。アイドルなので、表向きには隠してこっそり付き合っています。
知り合いのライブに、事務所に無断で飛び入りゲストで出演し、現場を混乱させてしまった音也。その場は嶺二先輩がうまく収めてくれたけど、社長から科されたペナルティが理不尽なほど重い。いや…事務所に連絡しなかったのは悪いと思うけど、そこまでしなくても…、というか、新人とはいえ1年間アイドルとして芸能活動してきた音也がそんな軽率な行動するか…?春ちゃんも傍にいるのに…?

そこから音也も春ちゃんもがんばって挽回しようとするのだけど、芸能界は厳しい。ひたすら厳しい。何をしてもうまくいかない。あれ…うたプリってこんなゲームだったっけ…?

トキヤと嶺二先輩とのユニットソングの進捗もなかなか思うようにいかない。嶺二先輩はとてもいい先輩で好感度高いんだけど…。芸能界はひたすら厳しい。壁を乗り越える前に新しい壁が増えていく。あれ…うたプリってこんなゲームだったっけ…?

 ■古文書を求めて

「Repeat」とも、これまで私がうたプリに対して抱いてきた印象とも全然違う。さすがに雲行きが怪しすぎて不安になったので、ネットでレビューを検索しました。本当は、今自分が持っている以上の情報は入れずに遊びたかったのだけど、止む無し…。すると、次々と出てくる酷評の数々。マジか……
辿り着くのは、発売当時に書かれたブログ達。どれも更新が止まってかなりの時間が経過している。当時は個人サイトやブログが全盛期だった頃なのかな…。シナリオの粗さや、キャラクターの性格改変など、なんか…これは…思った以上に……

先輩作曲家の皆さまが書き残してくれたブログを読んでいくのは、時間と共にネット世界に埋もれていった古文書を読み解いていくような気分でした。発売当時にブログ文化があってよかった…。Twitterじゃ1日前にTLに流れてきたツイートを探すのも苦労するけど、10年近く前のブログは検索すればすぐに出てくる。肯定的な記事も、否定的な記事もある。けど、「うたプリ Debut」で検索したらサジェストに「鬱」って出てくるよ……

パンドラの箱

ともあれ、ここまでのシナリオで私が感じた不安は間違ってなかった様子。更に、音也ルートはすごくよかった!と言っている先輩作曲家の皆さまが多かったので、「マジかよ、これで…」と思いながらも、そのまま先に進めてみることにしました。トキヤと嶺二先輩との3人のユニットソングも無事に完成し、ほっと一息。ここからは次のミッションのソロ曲…というところで、キーアイテムの向日葵が出てきます。あ…、向日葵…アニメ第4期でなんか大変なことになっていた向日葵が…!ここで!!?ここでかーーー!!(腹を括りました)

詳細は割愛するけど、ここからは前半の比にはならないくらいめちゃめちゃツラい展開でした。でも、この後半部分の寺島さんの演技がほんとすごくて…引き込まれてしまった…すごかった…。
ずっと音也くんのことは天真爛漫な太陽みたいな人だと思っていたけど、本当は太陽に憧れた向日葵だったんだなと気付かされたシナリオでした。「Repeat」の時よりも音也くんのことが好きになった。確かにこのルートはよかった。よかったけど、とんでもなく重かったな!!?「Repeat」のノリで始めたからびっくりしたよ!そして、太陽はもしかしてセシルのほうなのでは…と思い当たってしまって、すごく…しんどい……

■北風と太陽

音也ルートを無事に(?)クリアしたものの、なんというか、全員エンディングまで行ける自信がなくなりました。その後も決めていた順番を無視して何人かルート進めてみましたが、どうも受け付けない…。これまではぶっ飛んだシナリオで、そんなのありえない!って内容も「まぁいっかw」で片付いていたものが、芸能界の厳しさと現実のツラさを全面に押し出してきたおかげで無視できなくなった…。アレとかソレとか結局なんだったんだろ…。芸能界は厳しい世界なんだろうなぁってのは分かるんだけど、ゲームだし、なんで現実で仕事しんどい思いして帰ってきた後で、ゲームでも仕事の厳しさに触れなくてはならないのか…(豆腐メンタル)

実は、この「Debut」の レビューを検索していた時に、次にやる予定の「All Star」のレビューも一緒に検索しました。ネタバレを踏まないように気を付けながら…次も酷評だったら耐えられないから…。すると、なんか「All Star」はすごく評判が良い。先輩たちのシナリオすごく良かったってみんな書いてる。あれ…もしかして「Debut」はもう置いておいて、次の「All Star」遊んじゃえばいいんじゃない…?

とにかく私はセシルルートでカミュの印象がめちゃめちゃ悪くなってしまったので、それを払拭したい。曲はすごくよかった。よかったけど、カミュ…!?セシルと春ちゃんになにしてくれるんだ…!!?(先輩エンドがいいと古文書で読んだので、そっちも進めました。ちょっと溜飲が下がりました。ありがとうございました。)
以前、友人が車の中で「NorthWind and SunShine」をかけてくれた時、アニメ第4期のEDでは2人仲良くお茶してたから「この2人って仲いいの?」と軽い気持ちで訊いたら「すっっっごく仲悪いよ!?」と返ってきたのを思い出しました。そうだね…現状はこの2人相性すごく悪いな…。でも、今の2人がまぁそこまで悪くないのも知ってる。キングダム(映画)のパッケージでは仲良く並んで写ってる。やっぱりここは「All Star」に進んでしまおう…

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「Debut」も、この試練を乗り越えていく姿がよかった、というレビューもあったので、受け取り方は人それぞれだと思います。私にはどうも水が合わなかったようです。

果たして先輩たちとはどんなストーリーが待っているのか…。結論から言うと、先輩作曲家の皆さまの言っていることは正しかった。「All Star」めちゃめちゃよかったです。
感想は次の記事へ。